ピアノの森10巻発売

ピアノの森 10 (モーニングKC (1449))

この作品を知ったのはアフタヌーンヤンマガ、と講談社の雑誌を渡り歩いてモーニングで連載が再開されたときだ。森に捨てられていたピアノに育てられた少年「カイ」のまっすぐさ、ピアニストを父に持つ故の雨宮の挫折、あがり性で不器用な性格の便所姫、一色まこと作品らしくみんな前向きだ。そんな将来が楽しみな登場人物たちを阿字野、司馬、佐賀らいぶし銀の大人たちがピアノの世界へ導いていく。阿字野は文句無くいい男に描かれているけど佐賀のくせ者ぶりもけっこう好きだ。