消火器を積んだ車

ファイヤーマスター


僕の愛車ジムニー'92、チェロキー'94の二台共エアバッグもABSも付いていない。チェロキーに至ってはわざわざエアバッグのない年式を探して購入している。ステアリングのど真ん中にあんな重たい物を積むなんて冗談じゃない、路面のインフォメーションが薄れてしまう。ステアリングは軽いのが一番だ(パワステの事ではない)。チェロキーは皮巻きのスポーティーな三本スポークのままだがジムニーはナルディクラシックに交換してある。両車ともペダルは加工してあるしシートはレカロに換装済み、体に触れる部分を最優先するのが僕の流儀だ。エアバッグやABSが装備してあるだけで保険料が割引されるけど大事なのは車を意のままに操れる環境が構築されているかだよね、スペックじゃない。ダート走行中にエアバッグが開いた車を見たことあるしABSが効いた拍子にスピンした車も見たこともある。ハイテク安全装備を否定する訳じゃないけど装備の特性を理解していないと突然牙を剥くこともあるってこと。機械は嘘を付かない、人間が人間のために作った機械を理解していないとしっぺ返しを食うんだよね。


エアバッグもABSもないうちの車達だけど消火器は積んでいる。助手席に乗った人に「なんで消火器積んでるの?」と聞かれる事が時々ある。車はガソリンを爆発させて動いている事を忘れている人が多いのかな。衝突して燃料漏れしたらあっという間に火だるまなんだよね。実際車の炎上は年間7000件程あるそうだ。日本を走る全ての車に消火器が積んであれば人命救助にかなり役立つと思うんだよね。