本とカレーの街で天丼を食う

いもや


ちょっと遅めの昼飯、神保町の天丼専門店に久々に行ってみた。昼休みの時間帯には行列が出来る店だが半端な時間帯のためすっと店に入ることが出来た。綺麗に磨かれた白木のカウンターもガスの炊飯器も木製のおひつも昔と変わらず、メニューも天丼、えび天丼、お新香だけ。天丼を頼む、若い板さんが黙々と天麩羅を揚げ、御飯をおひつからよそい天麩羅を乗せつゆを掛ける。天麩羅は鱚、烏賊、えび、海苔の四種、以前は海苔の代わりに春菊だったが不況になっても消費税が上がっても値上げをしていないのでコストが厳しいのだろう。ちょっぴり寂しいが仕方ない。それと蜆汁、取り放題の壺漬けと紅生姜。ごま油の香るサクサクの天麩羅と大盛りの御飯は相変わらずだ。満腹感と満足感を得てワンコインの支払いをして店を出た。
ごちそうさま。