MADE IN USA米国の工業製品

ハスキーとゼロ


ウチには米国製品がたくさんある、クライスラーの車にMACの工具、zippoのライターにK2のボード、仕事道具ではバッグはゼロハリバートン、ライトウェア、テンバ、三脚はハスキー。みんなシンプルで実用的で頑丈だ、工作精度がそこそこなのも共通している。ジッツオの三脚(フランス製)の遊びのない精密なギアボックスに対しハスキーのそれは遊びだらけでロックネジを緩めるとエレベーターがストーンと落ちる。工作精度が高いのは明らかにジッツオだが実際の現場ではハスキーを使う方がスムーズに仕事が進む。最低限でシンプルな機能が心地よいんだよね。
何ていうか米国製品には「これで十分じゃん」マインドで溢れている。チェロキーは「OHVでいいじゃん、ツインカムなんて複雑なことしなくても十分走るよ」zippoは「オイルと石とヤスリがあれば火は点くよ」ってな感じで最高機能は全然求めていない。ゼロハリバートンは薄いアルミをプレスして強度を保つ波加工がそのまま完成されたデザインになっている。一見緩いマインドに支配されているけど実は完成度が高い米国製品って心地よい。