春子、鮨になる

春子の握り



〆てから4晩寝かせた春子の皮目をバーナーで炙り鮨種に切り付ける。昨夜仕込んだ赤身ヅケも今日買ってきた鰤もいい感じ。玉子6個に水で戻した桜海老のすり身、その戻し汁、酒、砂糖を混ぜて厚焼きに。冷凍していた春子のスープで潮汁を作る。酢飯は玄米酢と塩、塩味で酢の持つ甘みを引き出す。厚揚げをグリルパンでこんがり焼いて刻み葱と貝割れを乗せて醤油を垂らす。山葵を鮫肌で卸すのと海苔を帯に切るのは娘にまかせる。


今日の献立


先付・焼き厚揚げ


握り


春子
赤身ヅケ

玉子


汁物・鰤の潮汁春子出汁


TVでオリンピックのハーフパイプを見ながら家族で握ったり食べたり握ったり食べたり。
鮨の仕込みは本当に手間が掛かる。ファーストフードの元祖とも言われるけど(握り鮨は元々屋台で売られていた)究極のスローフードでもあるよね。酢に米に醤油にネタ、熟成されたものたちが出会い一貫の鮨になるんだ。人間の仕事なんて微々たるもの。旨すぎるよ、日本人でよかった。