〆て炙って握って

炙り〆鯖



忘年会シーズン真っ盛り、今日は浅草で鮨。浅草寺裏の5656会館の更に奥、ご主人一人で仕込みも握りも全てやられている小さなお店。木の冷蔵庫に木の種箱の粋な内装のカウンターから旨い鮨が次々握られていく。鯖の薄皮を剥いたご主人は時々厨房の奥に引っ込んで、茹でる、炙るなどの仕事をしてツケ場に戻ってくる。皮目が炙られて銀色に輝いている鯖を持って戻ってきたご主人は淀みなく流れるように切り付け、握り、煮切りを刷毛で塗る。炙り〆鯖の握り、いただきます。