至福のすし、を食べに行く

ジャスミンティー



山本益博氏の解説で小野二郎氏の握る鮨を味わう会に参加。
数寄屋橋の雑居ビルの地下にある店の暖簾をドキドキしながら潜る、身支度している小野二郎氏と参加者を迎える山本益博氏がそこにいた。
参加者全員が揃い着席、突き出しの銀杏とビールで益博氏が挨拶する。次々に握られてくる鮨は水分を飽和状態まで含んでいるけど決してべとつかない(水っぽくない)一粒一粒がぷっくらして立っているけど固くて口に残ることは決してないと思われる完璧な舎利と、仕事はしてあるけど仕事が鼻につかず魚の旨さを最大限に引き出されたネタとのハーモニー、いい仕事ってのは技術が出しゃばるってことは決してない。淡々と淀みなく握られてくる鮨20貫をたったの40分で食べ終えた。二郎氏は40分で200貫以上握った計算だ、恐るべし80代。