コンビニの書棚にボクシングの神を見た

拳神


立ち寄ったコンビニの棚にボクシング漫画の最高傑作「拳神 海渡勇次郎伝」が並んでいた。僕が高校生の頃週刊プレイボーイに連載されていた小池一夫先生原作のそれをむさぼるように読んでいた。エスキモーの村に捕鯨の銛打ち修行に来ていた勇次郎とジムとの短く濃い数奇な出会い、カルパンティエとの死闘、アル・カポネとの友情、生きること、闘うことがページの中にびっしり詰まっていた。とっくに廃刊となっていたと思っていて自宅にあるスタジオ・シップ版を引っ張り出しては何度も読んだそれは現在小池書院から刊行されている。名作は時を超え読み継がれるのだ。