中古電気製品滅亡まで、あと550時間らしい
今日は、ちょっと社会派な話を。
電気用品安全法という法律が2001年4月に施行され、2006年3月31日に5年の猶予期間が終わるそうだ。電気用品の安全基準を満たした「PSEマーク」付けないと販売してはいけないというこの法律。中古電気製品にも適用されるらしい。
法施行前、つまり2001年4月以前に生産された電気製品には当然PSEマークは付いていない(PSEマーク自体存在していなかった)。550時間後には、今までリサイクルショップ、中古オーディオショップ、中古楽器店、質屋などからPSEマークが付いていない製品が姿を消すことになるのだ。
良い物は時代を超えて人から人へ渡って使われ続けて行くものなのに、その流通する市場を根絶やしにするこの法律、いったい誰のために作られたのか?オーディオが好きな人はヴィンテージのアンプやレコードプレイヤー、スピーカーを中古オーディオショップで入手できなくなるし、音楽をやっている人は中古のアンプ、シンセなどが買えなくなる。写真好きな人は古い引き伸ばし機が手に入らなくなるし、8ミリムービーが好きな人は映写機が買えなくなる。うちにあるマランツのアンプもビクターのスピーカーも資産価値がなくなるんだ。
新しいものが良いものというわけではないんだ、リサイクル、エコの時代に逆行するこの悪法の施行が見直されることを願っている。
写真は、70年代のサンスイのチューナーアンプ、ハードオフで買って某スタジオに寄贈したものだけど今日も元気に鳴ってたよ。
この法律について詳しく知りたい人は電気用品安全法に反対しますをクリックしてくれ。