夏の終わりの駒場スタジアム

駒場スタジアム


後半終了間際右サイドに張っていた永井の所にボールが転がってきたが全く気付いていない。あわてて岡野が取りに行く。どうも意識が飛んでいるようだ。ピッチの中を夢遊病者の様にふらふら歩いていた。試合終了後今度はスタンドから担架要請の怒声が、サポーターが一人、気を失ったようで医務室に運ばれていった。夏のフットボールは体力を著しく消耗する、ピッチの中でも外でも。